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岩手県金ヶ崎町でも小1から英語の授業

文部科学省が進めている小学校英語(外国語活動)の開始年齢引き下げの方針

を先取りして、全国でたくさんの自治体が

5年生よりも早くから英語教育を始めています。

その多くの例をご紹介してきていますが、

今回は初めて岩手県の事例のご紹介です。


読売新聞のニュースサイトで、岩手県金ヶ崎町が2014年度から

町立の全5校の小学校で1年生から英語教育を開始することを伝えています。

記事を読むと、金ヶ崎町では来年度から

文部科学省の「教育課程特例校に指定され学習指導要領以外の授業が行えるようになる」

のを踏まえて、今年度からすでに5・6年生以外の学年でも

英語を開始していたとのことです。


2013年度: 
・低学年は年10時間
・中学年は年15時間

2014年度:
・低学年は年20時間
・中学年は年35時間


来年度からの中学年における年間35時間というのは、

現在全国で行われている5・6年生の外国語活動の時間数と同じですから、

とても力を入れていることが分かります。


金ヶ崎町の5つの小学校は生徒数が全部で580人とのことですが、

6学年x5校で600人弱ですから単純計算では1クラス平均20人くらいということになります。

この規模の町にアメリカ人のALTが3人いて「全授業」に参加する

というのですから、小人数でかなりぜいたくな教育内容となるのではないでしょうか。

都会ではあまり考えられないかもしれません。


低・中学年では教科書は使用しないということです。

ネイティブの教師が読み聞かせなどをおこない、

それ以外にもDVDを活用するということですから、

まずは英語に親しんで楽しく触れ合うことが実現できることでしょう。

低学年でも2週にに一回、中学年では毎週一回

外国人が学校に来て生の英語の発音に触れることができる、

いうのは児童たちにとって楽しみな時間となるのではないでしょうか。


金ヶ崎町でこのような先進的な取り組みが行われることになった経緯には、

「隣接する奥州市などで素粒子物理学の実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」の

建設構想」があって、今後地域全体の人々に国際化の波が来る

ことが確実になっていることがあるようです。

このような施設が地方都市に建設されると、

今までの地域の雰囲気そのものががらりと変わることがあるのでしょう。

国際的な実験施設ということであればそれはなおさらです。


東京で2020年に行われることがすでに決定している

オリンピック・パラリンピックでも同様の効果・波及が期待されています。

金ヶ崎町は、岩手県内で初めて、町内の全小学校で全生徒を対象に

英語教育を始めるということですが、

この流れを見習って大都会東京でも出来る限り英語教育低年齢化の流れを

早める努力を期待したいところです。


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小1から英語の授業がある町...米人助手も参加
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140321-OYT1T00389.htm
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2014年3月22日 14:33
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