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小学校英語先進校 小山台小学校の英語教育【その2】

ライブドアニュースに東京都品川区立小山台小学校における小学校英語教育について

より詳細なレポートが二回にわたって掲載されていますのでご紹介します。


前回は、青山学院大学教授のアレン玉井光江先生の指導方針にもとづいて

英語教育が行われていることに触れました。

アレン先生の「意味ある文脈のなかでことばを育てる」という指導法は、

より具体的には「Joint Storytelling(ジョイント・ストーリーテリング)」と呼ばれており、

これは、物語などの意味のある文脈の中で自然と児童たちが英語を習得していくことを

めざしています。

記事の中では昔話の「ももたろう」のストーリーを

授業で取り上げている姿が紹介されています。

おじいさんとおばあさんのやりとりは子どもたちにとってはすでにおなじみの内容ですが、

それをこんどは英語で聞き、日本語ではない言語で同じ内容を反芻することは

とても新鮮な体験なのでしょう。

写真では興味深くアレン先生の授業に聞き入っている

子どもたちの写真が掲載されています。


また、現在全国的に行われている文科省作成の"Hi, friends!"を使用した外国語活動では、

基本的には文字は扱わないことを謳っていますが、

アレン先生の指導の中では

「英語のリタラシー(読み書き)の能力を育てること」が重視され、

なんと1年生からアルファベットを学習する、とのことです。

英語の音を文字との関連で低学年から積極的に教えていくことは、

中学校との英語教育の連携を考えるときに、たいへん有意義なポイントとなることでしょう。


このようなアレン先生の意欲的な指導によって、

小山台小学校では生徒たちが「スラスラ言えるようになりたい」という意欲を持ち、

物語を自分たちだけでも語れるようになってきたということです。

このような成果は、齋藤校長や全ての担任教師、

そしてボランティアとして参加した地域の方々の支えがあってこそ実現できたことです。

やはりたった一人のスーパースターだけでは、教育は成り立ちません。

かかわるすべての人々の理解と協力が

成果を上げていくには不可欠であることをあらためて感じる次第です。

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小学校英語の最前線 第2回【前編】
ストーリーをとおして、英語力を育む授業(東京都品川区立小山台小学校)
http://news.livedoor.com/article/detail/8638677/

小学校英語の最前線 第2回【後編】
物語を聴いて語って、英語力を育む授業(東京都品川区立小山台小学校)
http://news.livedoor.com/article/detail/8666755/
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2014年3月28日 17:20
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