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苫小牧市教育員会が春休みの小学校卒業生に英語指導

小学校英語(外国語活動)に関するさまざまなニュースが

頻繁にインターネット上で報じられていますが、

今日は、北海道新聞のニュースサイトに掲載された

苫小牧市教育委員会の楽しい企画についてご紹介したいと思います。


苫小牧市内の小学校を卒業して中学への入学を控えた児童たちを集めて

教育委員会がALTによる英語指導教室を開催しているとのことです。

これは、「チャレンジ・イングリッシュ」と命名され、

61人の参加者に対してALTが4人も担当するということですから

とても贅沢な人数構成と言えます。(ALT一人当たり生徒15人です!)


生徒たちは、四つのグループに分かれ、

それぞれのグループで一人のALTが指導に当たることになります。

「中学で学ぶ文法などには踏み込まず、アルファベットの書き方や発音、

簡単な会話などが中心」とのことですから、

春休みの活動としては適切なのではないでしょうか。

せっかく小学校の高学年2年間の外国語活動で英語に親しんだのですから、

ここで中学入学を目前に控えて「勉強」としての英語を詰め込む必要はないでしょう。

それよりも地方都市の土地柄、ネイティブスピーカーと触れあう機会もさほど多くはない

のかもしれませんから、きちんとした発音を聞いて耳を慣らすことや

自分の英語がきちんと伝わるかどうかを

楽しみながら試したりする体験を積む方が大切です。


全国で様々な自治体が文部科学省の大筋の方針とは別に

小学校英語に関する取り組みを行っていますが、

この苫小牧市教育委員会の取り組みのようにたとえ短期間であっても、

子どもたちのために英語に接する機会を作っていくことは

それが積み重ねられていったときに大きな成果・結果につながっていくものと考えます。


最後に、記事の後半部分には苫小牧市でのALT活用状況に触れられており、

「苫小牧市教委は希望する小学校にALTの派遣を実施している。

本年度は市内24小学校のうち21校に派遣した」と記されています。

せっかく希望する学校には派遣すると教育委員会が言っているにもかかわらず、

希望しない学校が少ないながらも3校存在しているということが

信じられない気持がいたします。

どのような理由から「希望しない」のでしょうか?


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北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/529867.html
中学進学前、英語にチャレンジ ALT指導の学習会、苫小牧市教委が初企画
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2014年3月29日 15:39
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