なんとも悩ましい絵カードのラミネート加工作業【その1】
数年前、こども英語教室の先生方を訪ねて、英語絵カードの作り方を実際にレクチャーさせていただくという企画を行ったことがありました。詳しくはこちらの特集ページをご覧いただければその雰囲気を知っていただくことができますが、その中である先生からとても印象的なお言葉を伺ったことがあります。
「絵カードのラミネートって、とても時間がかかってタイヘンなので、ある日の半日くらいを"ラミネートする日"って決めて腰を落ち着けてやらないとダメなんです」
とおっしゃるのです。
たしかにそうかもしれないな、とその時溜息混じりに思ったのを覚えています。なぜなら、ラミネートはともかく、文字通り、時間と手間がかかるからなのです。
1. まず、ラミネーターの電源をたちあげて数分~10分ほど待つ。(ラミネートは、あらかじめ機械内のヒーターを温めて熱溶着のためのスタンバイをしなければならないため)
2. 糊の付いた二つ折りのフィルムに紙を挟んで、それをラミネーターにそっと差し込んでいく
3. ゆっくりと熱を加えられて、糊が溶けながら紙とフィルムが溶着されていく。
というプロセスを、英語絵カードのラミネートを行う枚数分繰り返さなければならないのですが、2.と3.の作業(すなわち、一枚の絵カードをラミネートする)に約1分もかかってしまうのです。作業は、極めて単純。次から次へと同じ事の繰り返しで、いらいらするほどにゆっくりと進むフィルムに挟まれた絵カードをじっと見ながら嫌になるほどの長い時間を耐えなければなりません。
このような単調な作業時間をやっとやりくりして確保することができる先生はまだ良いのかもしれませんが、英語のみならず他の教科のことやクラスの指導全般をすべて一人でこなさなければならない小学校のクラス担任の先生に、このやっかいなラミネート作業をおやりになる時間と余裕があるとはとても思えません。
英語絵カードのラミネート加工を始めました
英語カード.com の佐古です。
私たちは、サイトを解説して以来、ずっとラミネートを削減することをご提案して参りました。通常ではあまり販売されていない厚紙のプリンター用紙を販売することによって、子ども英語教室や小学校の先生方が絵カードにラミネート加工をしなくてもいいように努力して来ました。
しかし、やはりどうしても先生方からのラミネートのご要望はとても強いものがございました。どんなに厚い紙とは言っても、ラミネートの強度には叶うはずはありません。
そこで、今回様々なシミュレーションの後、ついに私たちも販売する英語絵カードにラミネート加工を施してから皆様にお届けする決断を致しました。
ここで問題となるのは言うまでもなく、価格です。
ラミネーターの機械はほんの数千円ですし、使用する材料のラミネートフィルムも、インターネットで検索すれば1枚=10円未満で手に入ります。
しかし、実際にラミネートをご自分で一度でもおやりになったことのある先生ならお分かりいただけるかと想いますが、ラミネートにはとても時間がかかります。
まず、機械を温めて温度を上げるために数分かかり、ラミネートするにも1枚あたり数十秒。これを何枚も、何十枚もやることになると大変な時間がかかってしまいます。
しかも、この作業の間は機械から離れることができず、「ずっとつききり」になってしまうのです。
ある先生から以前お聞きした話ですが、
「ラミネート作業をするときは、半日くらいの時間を取って「さぁ、今日はラミネート!」 と決めてかからないとできない作業です。」
と、溜息混じりにおっしゃっていました。
通常、ラミネート作業を外注しようとすると、A4サイズの用紙で80円~100円+アルファ。1,000枚を超える大量注文を下としても、1枚=45円程度です。(私たちがネット検索して調べた結果です)
そこで、私たちは、この「大量注文」の場合の単価よりもさらに安価な価格を設定して、枚数にかかわらずどんなに少ない枚数でも同じ金額でラミネートをやらせていただこうと決めました。
(ただし、「ラミネート加工のみ」の作業をお受けすることはできかねます)
英語絵カード.com では、A4のラミネートを、1枚=42円 でお受けいたします。
この金額をどのように捉えられるかは先生お一人お一人のお考えですが、私たちはビジネスとしてギリギリの価格を算出して、少しでも皆様のお役に立てるよう考え尽くしたつもりです。
もし、ラミネート加工された英語絵カードをお望みでしたら、参考までに私たちの価格を御覧ください。
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