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なんとも悩ましい絵カードのラミネート加工作業【その1】

数年前、こども英語教室の先生方を訪ねて、英語絵カードの作り方を実際にレクチャーさせていただくという企画を行ったことがありました。詳しくはこちらの特集ページをご覧いただければその雰囲気を知っていただくことができますが、その中である先生からとても印象的なお言葉を伺ったことがあります。

絵カードのラミネートって、とても時間がかかってタイヘンなので、ある日の半日くらいを"ラミネートする日"って決めて腰を落ち着けてやらないとダメなんです」

とおっしゃるのです。

たしかにそうかもしれないな、とその時溜息混じりに思ったのを覚えています。なぜなら、ラミネートはともかく、文字通り、時間と手間がかかるからなのです。

1. まず、ラミネーターの電源をたちあげて数分~10分ほど待つ。(ラミネートは、あらかじめ機械内のヒーターを温めて熱溶着のためのスタンバイをしなければならないため)

2. 糊の付いた二つ折りのフィルムに紙を挟んで、それをラミネーターにそっと差し込んでいく

3. ゆっくりと熱を加えられて、糊が溶けながら紙とフィルムが溶着されていく。

というプロセスを、英語絵カードのラミネートを行う枚数分繰り返さなければならないのですが、2.と3.の作業(すなわち、一枚の絵カードをラミネートする)に約1分もかかってしまうのです。作業は、極めて単純。次から次へと同じ事の繰り返しで、いらいらするほどにゆっくりと進むフィルムに挟まれた絵カードをじっと見ながら嫌になるほどの長い時間を耐えなければなりません。

このような単調な作業時間をやっとやりくりして確保することができる先生はまだ良いのかもしれませんが、英語のみならず他の教科のことやクラスの指導全般をすべて一人でこなさなければならない小学校のクラス担任の先生に、このやっかいなラミネート作業をおやりになる時間と余裕があるとはとても思えません。

2013年7月28日 15:13
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