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日台韓の教員が英語教育テーマに討論 (秋田県)

文部科学省が進めようとしている2020年までの小学校における英語の正式教科化にともなって、秋田県の大仙市教育委員会と国際教養大学が共同で討論会を開催したとのことです。この場には初等教育における英語教育において日本よりも先進的な取り組みをすでに進めている韓国と台湾の教師が招かれ、日本の教師とともに討議に参加しました。

このページには日本テレビのニュース番組の動画のリンクがあるためその内容を見てみましたが、韓国・台湾の教師はともに「生徒のレベル差」の大きさに悩んでいるようで、日本よりも小学校における英語教育が進んでいるとはいえ、学校以外の塾へ通っていたり早期に英語の勉強を始めた子どもたちとそうでない生徒たちとの間で大きなギャップが生じていることを訴えています。

これはすでに日本でも起きていることで、小学校以外の塾などで「習い事」のひとつとして幼いころから英語を学んでいる子どもたちは日本にも多く存在します。そのような子どもたちは当然、小学校における英語教育では教室で教えられている内容よりも進んだ学力をすでに身につけていることでしょう。

韓国・台湾の両国は日本よりも初等英語教育が進んでいる、と言われていますし、現実に国家レベルでの予算配分などにもその熱意が現れてはいますが、やはり全てが順調に進行しているわけでもなく現場レベルの先生方はそれぞれに悩みを抱えて工夫しなければならないようです。

もうひとつ、この動画を見て少し驚くことは、韓国・台湾の英語教師が日本の一般的な小学校教師よりもかなり英語がお上手なことです。日本での討論会に参加しようというレベルの教師ですから当然なのかもしれませんが、教員たちの英語スキルも日本の「出遅れ」はかなり大きなものと言わざるを得ないのではないか?と感じてしまいました。

オリンピックを6年後に控え、時間はあまりないのですが、逆にいえば英語教育を前へ進めて日本と日本人の国際化をレベルアップさせるためには理想的なスケジュール目標ができた、という受け止め方も可能でしょう。隣国・近隣の例も参考にしながら着実に進めていってほしいと願っています。


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文部科学省は、2020年までに英語を小学校の正式な教科にすることを決めています。こんな中、日本より進んだ英語教育を実践している韓国と台湾の教員が秋田を訪れ、県内の教員と英語教育のあり方について討論しました。大仙市教育委員会と国際教養大学が共同で開催した討論会には、韓国と台湾、それに大仙市の小学校の教員5人が参加しました。討論のテーマは「小学校の英語教育の現状」。韓国と台湾は、小学校英語の必修化や英語担当教員の育成事業などを日本にさきがけて実施しています。教員は、英語教育の現場での課題について討論しました。主催した大仙市教育委員会では「2020年の東京オリンピックに向けて、外国人と英語で交流できる人材の育成につなげたい」と話しています。


http://news24.jp/nnn/news8616101.html

2014年2月 3日 16:49
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